夢の ミシノン王国

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2004年 浜名湖花博レポート

2004年06月 浜名湖 花博メモ 1

2004年6月12日・13日に 浜松へ旅行した時の話です。
その当時に書いた文章なので 最新情報ではありません。



1,「花博の誘い」

『おぉ、これは スゴイ!』
私はよく、駅で、旅行のチラシをもらって来るのだが、
浜名湖・花博のチラシを見て驚いた。

静岡県で花博が開催されているのだが、
その会場がスゴイのだ。

『浜名湖の真ん中でやってるよ~』

湖でありながら、太平洋に口を開けている浜名湖の
中心部分の埋立地のような場所に花博会場が作られた事が、
チラシに載っていた空撮写真で判る。

この写真を見ただけで、がぜん行きたくなった。
いつもの私だったら、旅行の計画~実行まで
ものすごく時間が掛かるのだが、
今回だけは 思い立ってから10日もしないうちに
新幹線の予約とホテルの予約を済ませた。



2,「浜松ってドコだ?」

そりゃあ、ドコだか、場所は知っている。・・・だいたい。
ほとんどの人は こう言う・・・「通ったことはある」
私もそうです。 何度も通りぬけた事があります。

新幹線のキップを買う時に、悩まされた。
浜松駅で停まる「ひかり号」が少ない事に。

浜松という所は、ちょうど東京~京都の中間地点。
ひかり号なら1時間30分。8070円なり。
こだま号なら約2時間。こだま号も新幹線なので本来は料金は同じ。

せっかくだから、ぷらっとこだまエコノミープランで予約した。
これはJR東海の企画きっぷ。
途中下車、途中乗車は許されず、乗り遅れたら完全無効の
ちょっとデンジャラスなキップであるが、
料金ひかえめ、浜松までは6300円。
車内のワゴンサービスでビールが一本もらえる。
(ジュースでもいいが、ビールは350円、ジュース150円なので
 ビールのほうがおトクです)

まだ私が若かった頃、ぷらっとこだまプランで
大阪に行ったことがある。 そのため何か懐かしい感じがする。
ゆっくり走るが、他の特急よりは速い、
こだま号は 旅の風情を感じさせてくれる。



3,「乗車拒否をしてくれ」

浜松に着いた。時刻はお昼過ぎ、2時30分頃。

新幹線と在来線を束ねる駅は なかなか大きい。
コンコースを抜け、駅の外にでると、
花博開催地らしく、建築しなおしたような綺麗な街並みが目に入ってくる。

駅前には必ず大きな絵地図がある。
これから行く場所は だいたい決めていた。

もともと 今回の旅行は花博が目的なので、
他の場所を見ることは あまり考えていなかった。

「旅行初日は浜松城でも行ってみるか・・・」

大きな絵地図で見てみると、
浜松城は駅から2kmぐらいの所にある。

駅から右に進むとタクシー乗り場があった。
花博の客を当てこんでか、タクシーが まんぱんに集まっている。

さて、どうするもんか・・・

ふと、タクシー協会の立て看板が目に入った。
それはタクシー運転手のマナー向上に関する誓約のようなもの。
「行き先を告げられたら返事をします」
「乗車拒否はしません」など。

じゃあ、安心して乗ってみよう。

「浜松城までですけど、よろしいですか?」
そう言って、確かめてからタクシーに乗りこんだ。

「浜松城は歩いて行くには ちょっと遠いですよね」
と話し掛けてみたら、「どうだかね~」と答えが返ってきた。

約5分、メーターは一回動いただけの距離。
この間、運転手は溜息や舌打ちの連続だった。

イヤなら最初に断ってくれ。




4,「浜松城」

浜松城は若き日の徳川家康の居城であった。
荒々しい石垣が魅力の黒い三階建ての城である。
別名は「出世城」 家康が将軍になったのを筆頭に、
この城の城主になったものは、のちに幕府の要職に着く
と云われている。

浜松城のすぐ近くに、それ以前の城、「曳間城」の跡があるという。
曳間城・・・引馬・・・馬を引いている・・・それは負け戦。
という事で縁起が悪いので、曳間城という名前は使われなくなった。
昔は 縁起を担ぐ事が重要だった。



5,「限られた野生」

浜松城の天主あたりでカラスを見かけた。
段々になったお城の塀の端にカラスが歩いている。

「ケガでもしてるのかな・・・」
カラス特有の得体の知れぬ恐さが伝わってこないのだ。
少し近づいてみると相手も少し離れる。
「まぁ、おもしろい出会いだな」
そう思いながらデジカメでカラスを撮り、その場を後にした。

浜松城は城跡公園として、市民の憩いの場所となっている。
回遊庭園もあり、散歩にはぴったりの場所だ。

グランドがあり、そこに・・・・数え切れないほどのカラスの群れが。
こいつらは鳩と一緒だ。エサをくれる人がいるから、ここに集まってくる。
城の前で見たカラスも こいつらの仲間だろう。
どうりで野性味が無いはずだ。

旅行から帰ってきてから、また思い出したのが、
カタツムリだ。 こいつ、デカイ。
殻の部分だけで5cmある。いなくなったね、こんなヤツ。




6,「てくてくと」

浜松城公園をたっぷり楽しんだ私は、
次にやることは無いので、ホテルのある駅周辺に向かう。

バス停もあるのだが、てくてく とぼとぼと歩いていった。

「まぁ、こんなのも悪くない」
クルマの移動では気付かない細かい部分にも目が行くだろう。

『バブルに躍らされた街』というのもあるだろう・・・
だが、浜松を見た印象は、
『バブルにさえ、乗れなかった街』という印象を受ける。

街はある程度、整備されている。
お役所が頑張った結果だろう。だが、人が付いてきてない。

浜松の大通りには横断歩道が無かった。
広い車道の下、薄暗く狭い地下道があり、
前へ行くにも、通りの向こう岸にいくのも、斜めにすすむのも、
地下道を歩けば、安全にすむ。

かつて、大橋巨泉というタレントが
「こんなものイラナイ」という番組で言ってた事を思い出した。
『なんで、クルマはビューーンと行けて、人間が登ったり降りたりしなきゃいけないのか』

歩くのが大変だった。




7,「新感覚ホテル」

「ホテルを取る」
宿の予約は一昔前なら難儀した。
でも今は違う。インターネットで簡単に予約ができる。

この旅行で泊まるホテルもインターネットで見つけ、
インターネットで予約した。

料金はシングル6300円。浜松駅から歩いて5分。
できたばっかりのホテル。

ロビーの広いホテルは気持ちが良い。

部屋の中も綺麗で、ベッドのへこみはまだ無い。
ホテルの部屋ってベッドに座る人が多いので たいてい、端がへこんでいる。

ロビーの横は会議室のような広い部屋がある。
ここにはコーヒー紅茶の機械が置いてあり、
宿泊者はいつでも使える。コーヒー飲み放題♪

朝は この部屋が朝食を食べる部屋になる。

こういうホテルは初めてだった。




8,「ジェントルマンを見た~」

私はこの朝、ジェントルマンを見た。

さきほど、話に出たコーヒー飲み放題の会議室、
この部屋は朝は簡易レストランとなる。

無料サービスの朝食が取れるのだが、
パン・サラダ・スープ・ゆでたまごがバイキング形式で食べられる。

朝は小食な私には ぴったりだ。

ふと、一つ向こうのテーブルを見ると、
初老の紳士が左手にゆで卵、右手にスプーンを持っている。

スプーンの柄のハジを持ち、
『ぺ~ん ぺ~ん』と玉子を叩いた。

その所作、あれは間違いなくジェントルマンだ。



9,「シャトルバスから」

花博会場へは専用シャトルバスで向かう。
片道500円。往復チケットは1000円。
分かりやすい値段だ。
片道30分程度というが40分はかかる。

どんどこどんどこ、イナカへ向かって走る。
交通整理の人が交差点毎に立っている。
人件費がかかるだろう・・・思わず心配してしまった。

細い道を走っていく。
道路にはパイロンが置いてあり、
「ここにクルマを停めないように」と
書いてある。

だが、クルマも停められない状況には問題があると思う。

クルマは停まらなきゃ、人が降りられない。



10,「声掛け撮り」

パビリオン・・・コンパニオン・・・
それらの言葉は万博のおかげで日本に定着したのだろう。
私も筑波万博で初めてこの言葉を知った。

花博でも これらは存在する。

どこを見に行けばいいか、そんなもんはワカンナイから、
目に付いた建物に入った。

コンパニオンなる生き物が多数 生息していた。

「ドロボウ撮り」は こっそりと写真を撮ること。

『今回の私は違うんだ!』
そう決意した。
コンパニオンさんの写真が撮りたい。
ちゃんと「声かけ撮り」をしたものが撮りたい。

ある展示物の前にコンパニオンさんが立っていた。
周囲に観光客は いない。
声かけ撮りの絶好のチャンス♪

『すいません・・・写真 撮らせて下さい・・・』
恐る恐る声をかけたら、
コンパニオンは す~っと身を引いた。

どうやら彼女は、私が展示物の写真を撮りたい・・・と、思ったようである。

ちが~~~う!

2004年06月 浜名湖 花博メモ 2

2004年6月12日・13日に 浜松へ旅行した時の話です。
その当時に書いた文章なので 最新情報ではありません。


11,「人生の師匠」

浜名湖・花博は「都市緑化フェア」も兼ねた盛大なイベントだった。

都市緑化フェアは毎年、どこかの都市で開催されている。
その昔、千葉でも開催された。

懐かしい話を一つ。

千葉の会場では食べ物の出店が多かった。
売り上げが 今一つな 店が多かった。

会場では、店の売り子が大声で 客引きをしている。

『うおぉぉぉぉ! 焼きそば! 焼きそば!
幕張会場で まだ やり残した事があるんじゃないですか!?
焼きそばをまだ食べてないアナタ!
うちの焼きそばを食べないと一生 後悔します~~!』

メチャクチャな売り文句だ・・・

私は 少し離れた所で、フランクフルトを食べながら見ていた。

・・・私には あんな真似はできないな・・・
・・・私とは人種が違うんだよ・・・
・・・彼は宇宙人かも・・・

ここで、ふと思った。
人種が違うって事は無い。彼も私も同じ人間。

自分にできない事を 彼が簡単にやってしまうのは、
彼の度胸と努力の成果だ。

私は、自分が劣っているのを認めたくないので、
「宇宙人」という言葉で彼を表現したんだ。
今までの私は戦う前から逃げていた・・・

私にとって、
名前も知らない「彼」との出会いは、とても重要なものであった。



12,「事故発生」

帰りの新幹線の中で食べようと、うなぎ弁当を買った。

新幹線が走り出し、
弁当を開けたら、タレは別の袋に入ってた。

ヤバイ・・・
開ける時に手がビタビタになりそうだ・・・

洗いに行くのも面倒だ・・・

タレをかけるのをやめようか・・・

いろいろ考えた末、タレをかけることにした。

ものすごく慎重に。一滴も こぼさぬように。
全神経を集中させて、弁当にタレをかけようと思った。。

あまりに慎重だったので、切り方が小さくて、
少しづつしかタレが出てこない。

ちょこっと気がゆるみ、チカラを入れた。
タレが飛び散って、ズボンにかかった。

一番、恐れていた事態であった。

この事件が、旅行で一番 落ち込んだ事件である。

いやぁ ほんと、隣の人にかからなくて良かったワ。






13,「おしまいに」

ここまでの文章は、
古い掲示板に 下書きとして書かれていた文章です。
自分でも忘れてましたが たまたま見付けたので ホームページにUPします。


この13の項目だけ 今現在 新たに書いてます。

今と事情が違ってて驚いた。

2004年の頃は
私は ネット用に旅行記を書いてなかった。

パソコン事情 と デジカメ事情が違うから、
デジカメをほとんど撮ってなかったし、
写真をあまり保存してなかった。

64メガバイトのメモリーカードをデジカメに入れて
10ギガバイトのHDDのパソコンに
できる限り少なく 画像を保存してる時代だった。

旅行では 1日目の夕食は
豪勢に「うなぎ定食」を食べた。
デザートにメロン付いてた。

2日目、帰りの新幹線で うなぎ弁当 食べた。

それらの写真が 無い。

食べ物を撮る習慣が無かったんだねぇ。


古い文章 と 古い写真、
私以外の人には おもしろくないかも知れないけど、
私には とても なつかしく、
心が 爽やかになりつつ 温かくなる「いい物」でした。


この旅行の次の日、 すごい筋肉痛になったんだよなぁ・・・
(旅行用の荷物を持ちながら 花博を見た為)
私の動きが ぎこちなくて、家族に心配されるほどの筋肉痛になったんだ。
思い出しちゃったワ♪



以下、適当な写真をピックアップして紹介します。

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盗難防止用か? ガードが付いていて驚いた
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大きなカタツムリ。 ブレてて見えない。
元画像を保存せず縮小して上書き保存してた
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ここからは浜名湖花博の写真です
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世界初の「青いバラ」として展示されてたもの
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当時の私は デジカメを 1280×960ピクセル のサイズで撮ってた。
これは 加工をしてない状態の大きさ。
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