「アスペルガー症候群」というものがある。

アスペルガーの子供達は、
×他人の気持ちを理解できない
×他人とコミュニケーションがとれない
×言った言葉を そのまんま真に受ける
などと言われているが、私は全く そう思わない。

彼等の多くは、他人の気持ちが分かり過ぎるから、
次の行動に移れないんだ。
(このことがあるから、結果的に
 「コミュニケーションが取れない」と言われてしまうのだろう)

以前、読んだ、
多くの人が参加して作るインターネット辞典「ウィキペディア」に、
アスペルガーの子の実例として、
こんな事が書いてあった。


…宿題を忘れた子供がいた。
 教師は色々と質問したが、子供は黙ってるだけだった。
 いつまで経っても何も答えない子に向かって教師は、
 「犬が宿題を食べてしまったの?」と聞いたところ
 子供は真剣な顔で「犬は宿題なんか食べません」と答えた…


アスペルガー症候群の子供の言動がよく分かる事例として
載せてあるのだろうが、
これを読んだ私の感想は、
『オイオイオイ、ずいぶん ひどい事をしてくれたナ。』である。

普通の子なら、照れ笑いしながら、
「宿題 忘れました。すみませ~~ん」と言うことができるが、
その子は言えなかったんだ。

「宿題を忘れた」という罪の意識から、何も言えなかったんだ。
「教師が怒ってる」のが分かったから、何も言えなかったんだ。

「自分が悪い」という事が分かっていたから、何も言えず、
 謝罪の言葉・反省の言葉が その子の口から軽々しく出るはずもなく、
 だから、ずっと黙ってたんだ。

現場の詳しい状況は不明であるが、
たぶん、クラスの中・・・クラスメートの前での出来事だったのかな…
だとしたら、その子は周囲の目を痛いほど感じていただろう。


『犬が宿題を食べてしまったの?』という質問に関しては・・・・・・

私も すぐに気が付いたが、
アスペルガーの子供も すぐに気付いたはずだ。
「その質問は フェアじゃない」という事に。

『たしかに宿題を忘れたことは子供の落ち度であるが、
 犬と宿題は関係が無い。』

「自分は今、関係の無いところで 余計なイヤミを言われている」
「自分は今、不当な扱いを受けている。」
そのように強く感じた子が、
全力を振り絞って、教師に抵抗する為に発した言葉が、
「犬は宿題を食べません」だったんだョ。


正しい知識も持たないで、
アスペルガー症候群の子供を「異常な言動をする子供」と
嘲笑う人がいたら、私は その人に問いたい。

「他人の気持ちが理解できないのは、
 アスペルガーの子ではなく、アナタのほうですよね?」
                      と。


♪ハイハイ~ 今日の写真は本文には関係ありません。
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