ダブルベッドのスプリングマットレスを 自分で バラバラにした。
 
やり終えた感想は、
「処分費用を払って 業者に出すべきだった」
「処分費用と同等の苦労があった」。
それくらいに大変な作業だった。

うちは、工事屋だし 私も工事人だ。
なんとかなるだろ と 最初は思っていた。

だが、ベッドは大人が何十年も使い続ける物。
ものすごく頑丈にできている。

ペンチとカナノコ程度の装備じゃ まったく話にならなかった。


まずは表面の布を切る。
最初はシャキシャキとハサミで気持ち良く切ってた。

布をはがすと「ギューギューに詰まった繊維」が出てくる。(厚地フェルト)
これがかなり頑丈。
まるで「防弾チョッキの中の布」のようだった。

布とフェルトを切っただけで 手にマメができた。


次、スケルトンになったマットレスの枠を切ろうとした。

太さは4mm程度。
たった4mmの太さの針金なんだけども とんでもなく硬い。
硬くてツルツル。
カナノコじゃ なかなか切れない。
他の物に例えるなら、
「太さ1センチの鉄筋をカナノコで切る」のと同じぐらいの労力が必要になる。
(2カ所 切って、あきらめた)

『ボルト クリッパー』という、鉄線を切る専門の工具が必要になる
いろいろ調べたが 45センチサイズ以上の物がいいみたいだ。

私は工事屋なので、家にあった金属切断用のグラインダーを使って切った。


クルンクルンしたワイヤーは、これもすごく硬く、
普通のペンチで切れるような物じゃない。

うちにある、「電気の銅線を切断する用のカッター(全長80センチぐらいのハサミ)」を使って切った。


パチンパチンとクルンクルンのワイヤーを切って、
クルンクルンを クルクルクルクル回して スプリングから外した。


素手だと 手を傷付けてしまう。
軍手をしてると ワイヤーの先が軍手に刺さってしまう。

商品名で言うと『ワンダーグリップ』という手袋を使うのが一番良い。
安全だし チカラが入る。


「アパートの一室で 密かにマットレスを解体したい」と思ってる人が居るだろうけど、
それも なかなか 難しい。

外に持ち出して バーーン! ガーーン! と やったほうが 数段ラクだ。

ボルトクリッパーでフレームを切る時は、
持ち手の片側を地面に付けて フレームを挟み込んで 体重をかけて
ガクン!と切ったほうがいい。


「クリップのような金具」を開かせる時は、
地面に置いて マイナスドライバーを隙間に差し込んで ハンマーで叩くといい。


私は、うちにある工具で終わらせたが、
普通の人は 様々な工具を買わなければいけない。

工事屋である私が 全力で解体した。

なので、
「よほどの事情が無い限り マットレスの自力解体は しないほうが いい」。