この旅行記は、2009年11月21日から23日まで 沖縄に旅行した時の話です。

旅行記は 旅行直後に書き終えて
そのまま ほとんど手を加えずに このブログに載せますので
現況と違うところがあります。

旅行記の総合タイトルは 「誰よりも ゆったりと」



1・『 全力で治す 』

2009年 11月21日~23日、
万全の状態で、完璧な準備で、待ちに待った「石垣島旅行」に行く!!
はずだったが、
「旅行直前に 絶対 風邪なんか ひけねぇぞ」という時期に 風邪をひいた。

旅行3日前の朝、
目覚めた時に 扁桃腺の痛みを感じた。
「こりゃ ヤバイ」と思った。

その日から旅行当日まで、
仕事には行ったものの、他の時間は ひたすら静養。
朝・昼・晩、風邪薬を飲んで 寝ていた。

私は別に、体温が39℃以上あっても 行動可能である。
旅先で風邪をひいたことも何回かある。

体調不良など、私は問題にしてないが、
私が心配していたのは、
3時間近く密閉状態でスシ詰めの飛行機の中で、
私が風邪の菌を撒き散らしてはいけない! ということ。

だから、風邪を全力で治した。

旅行当日は、この3日間の静養のおかげで、
いつもの旅立ちの日より 気持ち良く 出発できた。

ただ・・・私は もっと 旅行の準備をしておきたかった。

風邪をひく前の予定では、時間があれば、
○旅行に 少しオシャレな服装で行く
○旅行用に 新しくズボンを買う
○少し髪の毛が伸びたので床屋さんに行く
○もしかしたら新しくビデオカメラを買う
○自転車に乗る練習
 などを するつもりだった。

風邪のせいで そういう準備は何もできなかった。

s001DSCF8740



s001DSCF8810



s001DSCF8832



s001DSCF8839



s001DSCF8841





2・『 青空ばかり 』

11月の石垣島は、どうやら 曇りの日が多いようだ。

何日も雨が続くこともあるようだ。

21日、私が飛行機に乗った時、
沖縄が近付いてくるにつれ、雲の量が増えていった。

中継地点である沖縄の天気は雨だった。

沖縄から また飛行機に乗って、石垣島に行くのだが、
ここも雨。

到着時間が午後6時ぐらいだったため、
川平湾方面へ向かうバスの最終便には間に合わず、
タクシーで、泊まるペンションまで向かった。

雨は 時折 かなり強く 降る。

石垣島は 気候上、
強い雨が一気に降って、一気に止むことが多い。

私がタクシーを降りる時、強く雨が降ってた。

それでも、ここまで来る途中に、たくさんの青空を見てきた。

飛行機は雲の上を飛んでいるので、
飛行機の乗ってる時間は ず~~っと青空を見てたことになる。

羽田→那覇 の 約3時間、
那覇→石垣島 の 約1時間、

これだけ 青い空を見てきたのだから、
雨に降られようが、じゅうぶん 心は晴れている。

s002DSCF8776



s002DSCF8836



s002DSCF8860



s002DSCF9751





3・『 奥まで行ける 』

私の泊まったペンションは、
川平湾から徒歩3分程度の所にある。

8時に朝食を食べて、9時にペンションから出掛ける。

10時10分 か 10時50分発の
市街地へ向かうバスに乗るには、
1時間ちょっとの間、川平湾で過ごすのが最適である。

曇りではあったが、
川平湾のグラスボート乗り場に着いた頃には、
一回目の汗ダク・タイムとなった。暑い暑い。

グラスボートは 朝9時から 15分毎に出ていて、
9時15分のボートに 一回 乗った。

朝早くだったので、乗客は私一人だった。
今回も グラスボートから見る海の中は美しかった。

ボートを降りた後、少しだけ お散歩タイム。
この時の予定では 10時10分のバスに乗るつもりだった。

砂浜を歩いていくと・・・ハッと気付く。

・・・去年も 旅行2日目と3日目の朝に、
   この川平湾に 私は来ていた。

   が、今年は風景が ちよっと違う。

   去年、来た時、
   川平湾は すごく狭かった。

   ボート乗り場のある砂浜、
   距離にして100メートルぐらいしかない浜だと思ってた。

   一個目の大きな岩がある地点より先は、
   海の水が充ち満ちていて 歩いていける状態ではなかった。

でも、今回は、大きな岩の横を通り抜け、更に先へ歩いていくことができた。

私にとっては これは新発見だ。

歩いていける極限まで、
まだ見たことの無い風景を見ながら、
落ちてる珊瑚を 形の良いのだけ拾いながら、
綺麗な貝殻を探しながら、歩いていった。

私の歩いた砂浜は、距離にすると・・・
冷静に思い出すと 200メートルぐらいだと思う。

でも、100メートルしかない砂浜だと思ってたものが、
300メートルもあったのだから、
単純計算で 「3倍 楽しめた」 ってこと。

その後 10時50分のバスに乗って、
石垣島・離島ターミナルへ向かった。

s003DSCF8906



s003DSCF8918



s003DSCF8978



s003DSCF9563



sDSCF9019



sDSCF9540





4・『 見つめられる存在 』

当初の予定では、11月22日は
竹富島を見てから 黒島に渡るつもりだった。

でも、天気予報を聞くと、午後から雨が降ると 言う。

竹富島では町並みを。黒島では海岸を見るつもりだ。
が、雨の中、海岸の岩場を よそ者が うろつくのは危ない。

「先に黒島のほうに行ってみようか、どうしようか」
と、石垣島・離島ターミナルで考えてた頃、
黒島行きの船が ちょうど出るところだったので、
切符を買って、すぐに その船に乗った。

到着後、港から 一本 伸びる道を延々と歩いていった。
歩き始めて すぐに 汗が出てきた。

天気は崩れることなく、かなり暑い。
汗をハンカチで拭き拭き、
太陽に向かって歩いてるような感じだった。

黒島は 「人間の10倍、牛が住んでいる」と言われている。
(黒島の人口は220人です)

一本道の 右は牧場。左も牧場。
他には何も無い。
「すごい所に来てしまったな・・・」
心底 そう思った。

黒島の牛は 黒い。 全て 黒牛。
道を歩いていけば かなりの至近距離で見ることができる。

でも、じっくりと 牛を見るのが怖かった。
だって、ヤツラ、こっちを見てるんだも~ん。

私にしてみれば、「牛が珍しい」が、
牛にしてみれば、「歩いてる人が珍しい」ようだ。

私が道をテクテクと歩いていくと、
牛達は じ~~っと私を見てる。
目で追い掛けている。
首をねじってまで 私を見てる。

こんなにも自分が、
注目を浴びる人間だとは思っていなかった。

s004DSCF9188



s004DSCF9194



s004DSCF9197



s004DSCF9199



s004DSCF9207



s004DSCF9365



sDSCF9127