2005年よりも前に兵庫県・明石~淡路島 や 神戸・姫路に
行った時に書いた紀行文です。

総合タイトルは『明淡紀行 (めいたんきこう)』

文章も古い時のまんまです。
施設や料金も 当時のままなので アテにしないで下さい。




○「淡路 交通事情」

淡路島には電車が走っていない。バスが電車の代わりになる。

一般道を走り、そこここの停留所に停まる
普通のバスは鈍行列車のような存在。

本数も少なく、高速道路を使い、
長距離を結ぶバスは特急電車のようなものである。

今日の目的地は『福良』。
しかし・・・福良という呼び方は有名では無い。
「鳴門の渦潮」と言えば、誰もが知っている。
四国側からは見ると「鳴門」。淡路島からは「福良」と呼ぶらしい。

福良行きの高速バスは大阪・三ノ宮・舞子などから出ている。
私が乗るのは、舞子発。

舞子駅と言えば、明石海峡大橋の真下である。
バス乗り場はやはり分かりにくい。
2回 行って2回 迷子になった。
地上から、長いエスカレーターがあり、
それに乗れば、大橋の無骨な構造が分かるのだが、
エレベーターで登る方が賢明である。

バスに乗る。中は禁煙。トイレも無い。途中休憩も無い。
ちょっと困るね。こういう状況は。
緊急事態に陥った場合はどうするのか・・・。
舞子では席はほとんど埋ってたが、バスが進むにつれ、
どんどんどんどん、降りていく。
これは・・・このバスが生活に密着している証拠だろうか・・・?

高速バスは途中でバス停に寄る為に、
何ヶ所かでインターチェンジを降りる。
その度にお金を払っているようだ。もっと頭を使って欲しかった。

バスに揺られること約2時間。
鳴門大橋が見えると、バス旅もいよいよ終わり。
福良バス・ターミナルに到着する。



○「うずしおハンティング」

福良への到着は、時刻表の通りだと10時45分。
福良から「うずしお観測船」が出航する時間は10時50分。
時刻表の通り船が運航してたら、船には乗れないはず。
バス・ターミナルから船乗り場までは まぁ近いのだが、
トイレに入ったり・券を買ったり…が5分で済むワケが無い。
でも、安心して下さい。乗れます。
切符売り場と船乗り場で無線で連絡を取り合ってます。
船の名前は『咸臨丸(かんりんまる)』
江戸末期の帆船を模したもの。乗船料は2000円です。
全長は50m。デッキの下の船室には畳が敷いてあった。
船に乗って、この船室で休む人は ど~なってるの?

周りの乗客は関西人ばかり・・・聞こえてくる言葉は関西弁が多い。
そりゃぁ、ここ淡路島は兵庫県だもんね。関西に近い。
だが、関西の人でも、あまり、この船に乗ったことが無いようで・・・
「どれが うずしお?あれがそう?」
「うずしおの中に船が入ったら出られなくなるんじゃない?」
など、話をしているのが聞こえてくる。

言っちゃぁ悪いが、鳴門の渦潮は 渦なんか巻いてない。
直径30mの美しい渦潮なんて、写真の中だけですよ。
渦潮というより、海面がボコボコしてるだけ。
洗濯機の水のほうがエキサイティングな動きをしている。

それでも、ここは 面白い。
ボコボコしている海域へ船が突っ込んでいく。
福良の咸臨丸以外にも、2隻の船が同タイミングで渦潮をめざす。
交通事故が起きそうなほど、スリリングな一時です。
特に『ヘリオス』という船・・・
モーターボートを少し大きくした程度の船。
あんな船で渦潮に突入するなんて、見てるこっちが恐ろしい。
  でも・・・乗りたい・・・ヘリオス・・・



○「私公認名物」

船を降りて、左側に行くと、商店が並んでいる。
食べ物を売ってたり、お土産を売ってたり。
とってつけたようなプレハブの店舗だけど、ここも私の好きな場所。

福良名物は・・・クシ蛸!  値段は300円。
蛸の足、1本をブツ切りにして、串に刺し、
甘辛のタレを付けて焼いた料理。
蛸の焼き鳥版!と言うと分かり易いかな?

初めて食べた時、ホント美味しかった。
クシ蛸を噛んだ瞬間に「うまい!!」
その瞬間、
今まで私の食べたウマイ物ランキングのベスト3に入った。

サザエの壷焼きもお買い得価格です。
また食べに来よう。
お土産には「ちりめんじゃこ」のフリカケがいいです。
また買いに行こう。



○「無えじゃん」

昔は歩けるだけ歩いた。道が分からなくても。
人に道を尋ねるなんて事は一切しなかった。
私も少しはトシを取り、
「分からない事は、聞けば時間の短縮になる」
そう思って、質問したことがある。ちゃんとした所で。

その1、「静の里」
淡路島のまんなかに「静の里」がある。
静御前のお墓がある公園のような場所です。
かつての名政策「ふるさと創生1億円基金」で買った
金の延べ棒も展示されています。

ここに行こうと思い、だいたいの道順は分かっていたが、
確認のために、福良バスターミナルの窓口で
「静の里に行くには どこで降りるのがいいですか?」と聞いた。
「洲本バスターミナルから バスで行ける」との職員の答え。

洲本バスターミナルに行ってみた。
この頃のバスターミナルは とても古い作りで、
六角形の屋根が付いていた。いい雰囲気でしたが・・・。
静の里へ行くバスは1日2本程度。その日はもうバスは無い。
  ねえじゃん!

その2、岩屋
淡路島の南端・福良から、淡路島の北端・岩屋へ
鈍行バスで移動しようと思った。
福良バスターミナルで、
「岩屋へ行くには どうしたらいいのか」を聞いた。
「洲本で乗り換えるといい」との職員の答え。
洲本で降りた。何も無い場所だった。
近くに新設された洲本バスターミナルがあった。
高速バスなどの乗り場はあったが、岩屋行きは無かった。
  ねえじゃん!